むし歯治療・予防歯科

Cavity

Cavity

むし歯治療を繰り返さない
本当に大切なこと

むし歯治療

歯科の3大疾患の一つであるむし歯はどこの歯科医院でも治療を受けることができます。しかしむし歯は予防可能です。また、すでに出来てしまったむし歯は丁寧に治療すると再発のリスクは軽減できます。

むし歯の怖さは安易な気持ちで削る、詰める治療を続けるとやがて神経をとり、かぶせることになってしまいます。
次にかぶせた歯のまわりから再度むし歯になる。これを繰り返して抜歯になる。
このことからも予防歯科の大切さを分かってもらいたいと思っています。

当院のむし歯治療の特徴

一般的にはむし歯の治療は麻酔をしてから、むし歯になった部分を削り取り、穴の開いた部分にコンポジットレジンという樹脂製の詰めものをいれます。
深いむし歯は歯の神経を刺激し、その後も痛みが持続することもあります。
当院ではむし歯に対して、可能な限り削らない治療を心がけています。

また痛みに敏感な患者様にも必要な場合は麻酔などを使用し、できる限り痛みの少ない治療を心がけています。

症状別のむし歯の対応

  • 浅いむし歯の場合

    • 歯の表面の汚れやプラーク(歯垢)を超音波で取り除きます
    • ダイアグノデントを用いて、むし歯の深さをレーザーでデジタル測定します (※痛みは感じません・検査は無料です)
  • 深いむし歯の場合

    他院では神経を残すことが無理と思われる深いむし歯でもMTAセメントを使えば、 神経を温存出来る可能性があります。
    (MTAセメントは自費診療になります。)

むし歯の予防も並行して提案していきます

上記の検査結果によって予防処置を行い、経過観察と定期健診を行っていきます。
予防処置には以下のようなものがあります。

  • 徹底した歯磨きのチェック
  • フッ素の塗布
  • 位相差顕微鏡による口腔内の常在菌の確認
  • 食事の摂り方(特に砂糖の摂り方)のチェック

上記のような予防処置をするか、経過観察にするか、小さなむし歯のうちにすぐつめものをするかは 各種検査結果やお口の中の状態から総合的に判断します。

あくまでも予防に対する認識を深めていただき、 むし歯の進行を止めることと、むし歯になりにくい口の中をつくることが大切と考えています。

むし歯の原因

細菌

むし歯は細菌が原因なので、汚れや歯垢を除去すれば、口腔内細菌のコントロールを図ることができます。そのためには歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを用いて、プラークを物理的に除去することが重要です。また、歯科医院での定期的なプロフェッショナルクリーニングも欠かせません。

糖質

むし歯の原因菌は、糖質を好んで増殖します。
過剰な糖分摂取はむし歯のリスクを高めるため、注意が必要です。
特に、甘味食品の頻回摂取は避けるべきです。食後はできるだけ早めの歯磨きを心がけましょう。

歯質

歯質は、歯を構成する組織の性質や特性を指します。これらの組織の強度や硬さが歯の健康に大きく影響します。そのため歯質が弱いと、むし歯に罹患しやすくなるのです。歯質の強化には、エナメル質の耐酸性を高め、再石灰化を促進するフッ素塗布が有効です。

ケアまでの時間

飲食の頻度や時間帯も、むし歯のリスクに影響します。
頻繁な間食や夜食は、口腔内を長時間酸性に傾ける要因となります。
そのため、規則正しい食生活と、適切なタイミングでの歯磨きがむし歯予防の鍵です。

むし歯の進行度

  1. CO

    ごく初期のむし歯

    初期のむし歯は、白濁した斑点(白斑)として観察されることがあります。この段階では、歯質の破壊はまだ少ないので、非侵襲的なアプローチ(フッ素塗布やクリーニングなど)により、進行を抑制できる可能性があります。定期的なモニタリングにより、リスクを評価しながら管理していくことが重要です。

  2. C1

    エナメル質のむし歯

    むし歯がエナメル質に到達すると、歯の表面に小さな穴が形成されるのが特徴です。この段階では、感染歯質を除去し、適切な修復材料で歯を修復しなければなりません。症例によっては、経過観察を選択することもありますが、一般的には早期の介入が推奨されます

  3. C2

    象牙質のむし歯

    むし歯が象牙質に侵入すると、細菌は歯髄に近い部位まで到達します。象牙質は神経との距離が近いため、温度変化などの刺激に敏感になります。この段階では、細菌に感染した歯質を的確に除去し、適切な修復材料で歯を保護することが重要です。

  4. C3

    歯の神経まで達したむし歯

    むし歯が歯髄まで到達すると、激しい痛みを伴うのが特徴です。この段階では、感染した歯髄を除去し、根管治療を行う必要があります。根管内の感染組織を徹底的に除去・洗浄した後、特殊な材料で根管を封鎖。適切な修復物を装着して治療は完了します。

  5. C4

    重度のむし歯

    むし歯が歯の大部分を占めていると、歯の保存が難しくなります。特に、根尖部に感染が波及している場合は、周囲の歯槽骨や隣り合う歯への影響が懸念されます。このような状態にまでむし歯が進行した場合は、抜歯が選択肢となります。抜歯後は、欠損部の機能回復のために、義歯やブリッジ、インプラントなどの補綴治療が必要です。

むし歯の治療法

  • むし歯の切削

    むし歯は進行すると自然には治らず、細菌に感染した部分を取り除く必要があります。むし歯の程度に応じて、最小限の切削を行い、健康な歯をできるだけ残すよう心がけています。痛みの少ない治療を目指し、必要に応じて麻酔を使用します。

  • 詰め物・被せ物の治療

    削った歯はそのままでは使えないため、詰め物や被せ物で補います。むし歯の大きさや場所によって適切な素材を選び、見た目とかみ合わせを考慮して精密に仕上げます。保険適用の素材から自費診療のセラミックまで対応しています。

  • ダイレクトボンディング

    小さなむし歯や前歯の欠けなどに適した治療法で、歯に直接レジン(樹脂)を盛り付けて修復します。1回の通院で完了することが多く、自然な見た目に仕上がります。健康な歯を削る量が少なく、審美性にも優れています。

    ダイレクトボンディング
  • 根管治療

    むし歯が進行し神経まで感染すると、歯の根の中を清掃・消毒して詰めもので封鎖する「根管治療」が必要です。この治療により歯を抜かずに保存できる可能性が高まります。再発を防ぐため、精密かつ丁寧な処置を行っています。

    根管治療

審美性を求めたい方へ

むし歯治療後も美しい口元を保ちたい方には、セラミック素材の詰め物・被せ物がおすすめです。自然な白さと透明感で周囲の歯になじみ、金属アレルギーの心配もありません。見た目だけでなく、耐久性や衛生面にも優れた安心の選択です。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは

歯科用レジンを直接歯に盛り付け、光照射により硬化させて歯の形態や色調を回復する治療法です。型取りが不要で、その日のうちに治療が完了するという大きな利点があります。
セラミッククラウンやラミネートベニアと比較して、歯を削る量を最小限に抑えられるため、健康な歯質を可能な限り保存しながら、審美的な改善を図れます。費用面でも他の審美治療より抑えられ、短期間での治療完了を希望される方に適した治療法です。
前歯の隙間を埋める、歯の形を整える、変色した部分を修復するなど、幅広い症例に対応可能です。

ダイレクトボンディングをすすめる
3つの理由

  • 01

    歯を削る量が少ない

    削った部分の範囲に合わせて詰め物を直接築盛する方法です。症例によっては、歯を大きく削らずに対応できることがあり、歯の保存につながることもあります。

  • 02

    その日のうちに治療が完了

    型取りや技工所への依頼が不要なため、基本的に1回の来院で治療が完了。
    詰め物製作の時間的な負担を大幅に軽減できます。

  • 03

    見た目が自然で美しい

    同じレジンではありますが、保険のCRと違い、色や透明感を調整できるため、周囲の歯になじむ自然な仕上がりに。審美性に優れた修復が可能です。

ダイレクトボンディングと保険診療コンポジットレジンの違い

CR修復は手軽で費用も抑えられますが、見た目や耐久性を重視される方には、より精密で美しい仕上がりのダイレクトボンディングがおすすめです。どちらが適しているかはお口の状態によって異なりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

スクロールできます

項目 CR修復 ダイレクトボンディング
審美性 保険適用のため色調に限界があり、やや劣る 自然な透明感や色調の再現が可能で非常に高い
耐久性 経年的に変色や摩耗が起こりやすい 高品質な材料を使用し、長期間の安定性がある
費用 保険診療内で比較的安価 自費診療となりやや高額
適応症例 小さなむし歯や臼歯部の応急処置に適している 前歯も奥歯も目立つ部分の審美修復に適している

審美的なメリットデメリット

ダイレクトボンディングは、歯に直接レジンを盛りつけて形や色を整える治療法です。比較的短時間で治療が完了し、歯を削る量も最小限に抑えられますが、審美的な効果も非常に大きいです。審美歯科におけるダイレクトボンディングの項目にてメリットデメリットを解説しています。

根管治療について

根管治療とは

むし歯や外傷によって歯の神経(歯髄)が炎症を起こしたり、死んでしまった場合、細菌が歯の内部や根の先まで進行してしまうことがあります。このような状態でも歯を抜かずに残すために行うのが「根管治療(こんかんちりょう)」です。

まず、感染した歯髄組織や壊死組織を物理的に取り除きます。次に、根管内を薬剤で徹底的に洗浄・消毒し、特殊な材料で根管を密封。最終的に、歯冠部を修復物で被覆し、治療が完了します。

根管治療が必要と思われる方

  • 冷たいものや熱いものがしみる
  • 歯ぐきにニキビのような膨らみができた
  • むし歯のある歯で噛んだときに痛みがある
  • 他院で深いところまでむし歯が進行していると言われた
  • 何もしなくても歯がズキズキする
  • 他院で「神経を取る必要がある」と言われた

中等度から重度のむし歯に進行している可能性が高いためすぐに歯科医院で診断を受けましょう。
場合によっては根管治療が必要な状態が考えられます。

マイクロスコープを使用した
精密根管治療

重度のむし歯は、歯を削るだけでなく、歯の神経まで治療しなければいけない場合があります。根管治療とは、いわゆる歯の神経の治療のことです。マイクロスコープが最も効果を発揮する治療のひとつです。
従来の肉眼では見えないような細い根管や、細かな感染源を発見する事ができるため、まさしく根の中を”見ながら”治療することができるのです。

治療期間
1~6ヶ月
回数
2~6回
費用
¥77,000~154,000

メリット

  • 抜歯をすすめられた場合でも歯を残せるケースがあります
  • むし歯の再発防止に繋がります
  • 神経を除去するためむし歯による痛みがなくなります

デメリット

  • 来院が複数回に及ぶことがあります
  • 根管治療後、熱や痛みが出る場合があります
  • 複雑な根管の場合、治療の成功率は下がる傾向があります
  • 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります

マイクロスコープを使用した
歯を残す治療

できる限り歯を残す治療を目指しています。
患部を最大25倍にも拡大して治療ができる「マイクロスコープ(歯科用手術用顕微鏡)」です。
人間の口の中は暗く狭い空間です。更に歯の形状はとても複雑で、肉眼では見えないほどの緻密な作業が必要になることが多くあります。しかし、歯科医師の経験と勘を頼りに歯を削るなどの治療が行われているのが実状です。

拡大した視野により、肉眼では検知することの出来ないレベルで歯の細かい形状や、詰め物・被せ物の適合状態など様々なことが判断でき、明るい光源の下で治療、更に治療中の動画・静止画を用いた説明を行うことができるため診断力・技術力・説明力が大幅に向上し、簡単に歯を削るのではなく、なるべく歯を長く残す治療を提供いたします。

当院では設備機器にもこだわりを持ち、簡単に歯を削るのではなく、歯を長く残す治療に力を入れ取り組んでおります。
また当院の副院長はインストラクターとして歯科医師に対して技術指導も行っております。どうぞ安心して受診して下さい。

ラバーダム防湿

歯の根の治療(根管治療)では根の中(根管)をどれだけきれいにできるかが重要なポイントになります。
よって、治療中にお口の中を浮遊している細菌が患部に入らないよう、当院では「ラバーダム防湿」を必ず行っています。

ラバーダム防湿とは、お口に薄いゴム製のシートを被せ、治療する歯のみをシートの外側に出すことによって、唾液と一緒に細菌が患部へ侵入して感染するのを防ぎます。

ラバーダム防湿をおすすめする理由

  • できる限り菌にふれないように治療することができます
  • 小さな治療器具などを誤って飲み込むことを防止できます
  • 歯を削るときの細かい粉じんや、薬品を使う際の揮発成分を吸い込まないようにできます
  • 舌や頬に器具や薬液が付着しないので安全
Preventive

むし歯や歯周病を
未然に予防する歯科

予防歯科

むし歯は一度できてしまうと自然に治ることはなく治療が必要になります。
しかし、適切なケアを行うことでむし歯は十分に予防可能です。毎日の正しい歯みがきやフッ素の活用、バランスの取れた食生活に加え、歯科医院での定期的な検診とプロによるクリーニングが大切です。早期発見・早期対応により、治療の負担を減らし、歯を長く健康に保つことができます。
むし歯になってからではなく、「ならないための習慣づくり」が大切です。

予防歯科の3つのメリット

予防歯科がだいぶ広まってきたと思いますが、どうしても「痛くなってから歯医者に行く」という方が多いかもしれません。
むし歯や歯周病は症状が出るころには進行していることがほとんどです。予防歯科は、歯を削ったり抜いたりしないための“未来のためのケア”なのです。

  • 01

    痛みやトラブルを未然に防げる

    定期的な予防処置により、むし歯や歯周病の原因を早期に発見・除去できます。痛みが出る前に対処できるため、治療の必要性自体を減らすことができます。

  • 02

    治療の負担・費用を軽減できる

    症状が出てからの治療は時間も費用もかかりますが、予防を習慣にすることで将来的な大がかりな治療を避けることができ、経済的な負担の軽減にもつながります。

  • 03

    歯の寿命を延ばし将来も健康に

    歯を失う原因の多くは、むし歯や歯周病です。予防歯科に取り組むことで自分の歯を長く保ちやすくなり、噛む力を維持することは全身の健康や老後の生活の質にもつながります。

当院の提案する
予防歯科メニュー

  • 歯磨き指導

    毎日の歯磨きはむし歯や歯周病予防の基本ですが、自己流では磨き残しが多いことも。歯科衛生士が患者様一人ひとりのお口の状態に合わせて、正しいブラッシング方法や歯ブラシの選び方を丁寧に指導し、セルフケアの質を高めます。

  • スケーリング

    歯の表面や歯と歯ぐきの間にたまった歯石やプラークを専用の器具で除去します。これにより、歯周病や口臭の予防につながります。定期的なスケーリングは歯ぐきの健康を保つうえでとても重要です。

  • PMTC(歯のクリーニング)

    PMTCとは、歯科の専門機器を使って行うプロフェッショナルな歯のクリーニングです。セルフケアでは落としきれない汚れやバイオフィルムを除去し、むし歯・歯周病の予防に効果的。歯面がツルツルになり、爽快感も得られます。

  • フッ素塗布

    フッ素には歯を強くし、むし歯の原因菌の働きを抑える効果があります。定期的に塗布することで、むし歯予防の効果を高めます。特にお子様のむし歯予防に有効ですが、大人の方にもおすすめの予防処置です。

定期検診をおすすめします

むし歯や歯周病は初期には自覚症状がほとんどなく、気づいたときには進行していることも少なくありません。歯科医院での定期検診では、早期の異常を発見し、最小限の治療で済ませることが可能です。また、検診では歯のクリーニングや歯磨き指導も受けられ、お口の中を清潔に保つことで病気の予防にもつながります。ご自身では気づきにくい変化も、プロがしっかりチェック。健康な歯を長く保つためにも、3〜6ヶ月ごとの定期検診をおすすめします。